フレンチ・インディアン戦争

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今年はWHOの天然痘根絶から30年目。
最後の感染患者の確認から3年を経過した、1980(昭和55 年)年5月8日にWHOの根絶宣言が行われました。

最近の広告でも見かけるので、感染症のひとつでもある結核を思い浮かべます。インフルエンザばかり気になりますが、経済状況が厳しいなか、過度なストレス社会ですので、免疫低下は気をつけなければならないでしょう。


下の写真は W H O( 国連の世界保健機構 )が製作した天然痘診断、教育用のスライドで、患者はアフリカ系の幼児です。天然痘に感染すると発熱と共に身体のあらゆる所に発疹ができて、それが膿( ウミ )を持つ膿胞 ( のうほう)に変わりますが、死亡率については種痘 ( ワクチン接種 ) をした人は ゼロに近い 1 パーセント 以下、しない人は 30 〜50 パーセントという高率の病気で、治っても右側の写真のように オデキの跡が必ず残りました。
091202_Smallpox.png
[出典:天然痘 ]

上記出典のリンク先に目を通せば分かりますが、過去の歴史で、天然痘を利用した細菌・テロが行われています。それが「フレンチ・インディアン戦争」です。イギリス軍が天然痘患者が使用し汚染された毛布等の物品を先住民に贈って発病させ、殲滅させようとしました。

先日、ロスト ワールドさんのところで見かけたのが、「ワクチン散布飛行機中国で撃墜」の記事。
天然痘に関してとても気になるのが、天然痘は、現在、アメリカ、ロシアの一部の研究機関のみにあるということ・・・。


前述の如く今では天然痘の脅威は無くなり種痘の予防接種も世界中で廃止されましたが、万一 テロリストが天然痘の病原菌を入手し、多量に培養してそれを大都市の人混みで散布すれば、種痘の接種を受けた事が無い、つまり 免疫の無い人達 にたちまち感染し、天然痘が大流行する危険を一部の医学者は恐れています。 日本では 30才台前半以下の人がそれに該当するはずです。
[出典:天然痘 ]

上記より、私は天然痘感染の該当者として、該当する可能性があるので、他人事でないのが実情です。


さて、オバマ大統領は、アフガン新戦略で増派の見通しです。これにより、中東の不安定が懸念されます。
戦争や内乱が新たなテロを生む可能性は十分あるので、天然痘に限らず、注視したいところです。


ドバイ・ショックが広がっております、世界的金融大恐慌がさらに進む情勢となっております。

もちろん日本も同様です。経済的にも悪化してもこのまま満員電車にゆられ、同じ生活を続けますか?

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