想うこと: 2012年2月アーカイブ

49日を過ぎて

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年末に親族が亡くなり、49日が過ぎた。

テレビなどで報じられる人の死は、他者からみると小さいが、身近な人が亡くなるということの変化は大きい。
分かりやすい様子でいえば、火葬の前後では、亡骸を見たときの印象が違うものだ。

"眠るように"と表現されるように、焼かれる前には表情がある。"そこ"にある亡骸を見て、これまでの思いを馳せる。しかし、火葬後になると、そこにある亡骸からは表情は窺い知れない。物理的に見れば骨であるので当然なのかもしれないが、そこから、"そこ"に居ない「故人」への思いを馳せるように切り替わるように感じた。

宗教的儀式の意味なのだろう、短い時間でもそこに立ち会うことで、気持ちの整理がついてくるのを感じ取ることができる。


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